研究課題/領域番号 |
15K03064
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
橘 健一 立命館大学, 政策科学部, 非常勤講師 (30401425)
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研究分担者 |
渡辺 和之 阪南大学, 国際観光学部, 准教授 (40469185)
山本 達也 静岡大学, 人文社会科学部, 准教授 (70598656)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 恥 / 南アジア / 排他的共同性 / 社会的絆 / 民主化 / 震災復興 / キリスト教化 / 海外出稼ぎ / デジタルメディア / 震災 / 生活スタンダード / 墜ちる経験 / 積極的 / 存在論的人類学 / フィールドワーク / 大震災 / ボランティア |
研究成果の概要 |
本研究では、南アジア周辺領域で、「恥」は親族を中心とした互酬的の枠組みと大きく関わっていたが、国民国家的な体制が構築されていくなか、標準語の読み書き能力、演説能力の不足が恥と結びつけられるようになったことを確認した。また、開発や出稼ぎ経済が広がるなか、「恥」は消費とも結びつけられるようになったことも示した。さらに、ネパールにおいて恥の象徴とされてきた「土地なし農民」という存在が、国家による支援対象として認定されるようになり、新たな「社会的絆」の場を創造していることも明らかにした。そして、そうした社会的弱者への再分配に伴う恥が、同時代的に広がっていることを指摘した。
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