研究課題/領域番号 |
15K03066
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 京都精華大学 |
研究代表者 |
姜 竣 京都精華大学, マンガ学部, 教授 (60316867)
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研究分担者 |
山田 嚴子 弘前大学, 人文社会科学部, 教授 (20344583)
菊地 暁 京都大学, 人文科学研究所, 助教 (80314277)
森田 良成 大阪大学, 人間科学研究科, 特任研究員 (30647318)
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研究期間 (年度) |
2015-10-21 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 門付 / 差別 / 芸能 / ノスタルジア / 伝承 / 儀礼 / 人形まわし / 歓待 / 漂泊 / 阿波木偶廻し / 被差別 / 文化財指定 / 農村舞台 / 徳島県 / 民俗芸能 / 漂泊性 / 社会的周縁性 / 再文脈化 |
研究成果の概要 |
本研究は、一度消滅した淡路人形伝統の再生にみられる様々なノスタルジアの輻輳に関するジェーンマリー・ローの研究に触発され、徳島県で被差別状況故に消滅しかかった人形芝居の門付が部落解放運動の一環として復活し伝承されている事例の調査を通して、現在の儀礼細則(新正月から旧正月への移行など)が被差別状況による変容の結果であること、そして、残存する人形や衣裳や記録などの資料形態と人形遣いの足跡にみられる活動形態(門付/大道芸/興行)から地理的意味が読み取れること(マレビトの地理学)、さらに、門付を受ける側は「三番叟」まわしを神事とし、夷舁きを物もらいとして区別あるいは差別していることを明らかにした。
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