研究成果の概要 |
この3年の間,研究実施計画に照らし本研究を順調に進めることができた。沖縄の訴訟統計について,これまで誰も検討してこなかった新しい発見を行い,また全国の各地域の,訴訟利用や司法制度利用のありようについて,新規性のある,また理論的にも注目すべき研究成果が蓄積された。最終年においては,これまで集めた知見を包括的な視点からまとめるとと共に,今後に展開されるべき新しい領域を開拓していくことができ,新しく得た離島調査のデータも踏まえ,充実したものとすることができた。その中で,認定司法書士による簡裁代理の地方差という新課題を発見し,本年度の新規の科研費獲得につなげた。
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