本研究は、キケロー、サッルスティウス、リウィウス、タキトゥスら古代ローマの著作家たちに関する一次・二次文献を国内外の図書館を通して入手し、キャパストやレーマーらの二次文献の検討することを通して彼らの一次文献を精読し、彼らの著作群を通し「共和政とレトリックとの関係」についての理解を見出して、共和主義思想におけるレトリックの意義の一端を明らかにした。期間内の成果として、連載論文二本「レトリックと共和政」岡山大学法学会雑誌(一)第六六巻二号(一-四〇頁)(二)第六七巻二号(四九-九七頁)を公表し、成蹊大学法学部にて2018年1月に開催されたセミナーにて報告を行った。
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