研究課題/領域番号 |
15K03229
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
民事法学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
福島 洋尚 早稲田大学, 法学学術院(法務研究科・法務教育研究センター), 教授 (70267962)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 会社法 / キャッシュ・アウト / 少数株主 / ドイツ会社法 / 少数株主の締め出し / 完全子会社化 |
研究成果の概要 |
本研究は株式会社法における少数株主の締め出しを対象とするものであり、平成17年の会社法制定以来、MBO取引や非公開化取引において、裁判を通じた多くの紛争例が現れているものである。本研究はわが国と締め出しの手法が複数存在するドイツを比較法の対象としつつ、平成26年会社法改正により新設された制度の運用や同改正により締め出しの手法として考えられるようになった制度を利用することの許容性、さらには公正な対価が与えられたといえるための手続がどのようなものであるべきかについて検討を行い、一定の成果を得たものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の研究成果は、近時の会社法改正によって整備されたとされる少数株主の締め出しに関する問題につき、一部について解釈論上の問題を提起しており、締め出し関連の法制度に関する解釈について一定の議論の材料を提示するものとして、学術的意義があるものと思われる。また、MBO取引や非公開化取引では、最終的に少数株主の締め出しが行われるが、そこで求められる公正な手続とは何かについて、一定の議論の材料を提示するものとして、実務的・社会的にも意義があるものと思われる。
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