研究課題/領域番号 |
15K03246
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
新領域法学
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研究機関 | 北海学園大学 |
研究代表者 |
千葉 華月 北海学園大学, 法学部, 教授 (90448829)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 生殖補助 / 体外受精 / 人工授精 / 代理懐胎 / 親子 / 出自を知る権利 / スウェーデン / 北欧 / 生殖補助医療 / 親子関係 / 同性婚 / 精子提供 |
研究成果の概要 |
北欧の生殖補助医療への規制のあり方と法的親子関係の規律のあり方について、子の福祉の観点から考察した。生殖補助医療の利用が拡大し、子の身分関係に関する法整備が必要とされる中で、北欧では、生殖補助医療への法規制とそれに対応した親子関係の規律が整備され、生殖補助医療技術の発達と社会状況に応じて法改正が行われてきた。多様化する家族の中で子の最善の利益を確保するための公の機関の役割が大きくなっている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
北欧では、生殖補助医療の規制と親子関係の規律が早くから整備され、改正されてきた。スウェーデンでは、婚姻夫婦、サンボ、レズビアンカップルに加えて、独身女性が生殖補助医療を受けることができるようになった。子の福祉にとって父母がいることが望ましいとされてきた理念が廃止された。また、精子提供、卵子提供に加えて、胚の提供が認められた。いわゆる出自を知る権利や親が子どもに説明する義務が法制化されている。北欧の法状況を検討することは我が国における生殖補助医療の規制と親子関係をめぐる法制度のあり方について考察するために大きな意義があると考える。
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