研究課題/領域番号 |
15K03248
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
新領域法学
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
岩田 太 上智大学, 法学部, 教授 (60327864)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 医事法 / 新生児スクリーニング / 公衆衛生 / プライバシー / 研究倫理 |
研究成果の概要 |
本研究の対象は,先天性稀少疾患の早期発見・早期治療を目指す公衆衛生分野のプログラムである新生児スクリーニング(以下「NBS」と記す)である.新たな検査技術導入により近年日本でもその対象疾患が急増したが,本研究では従来十分検証されてこなかった拡大「NBS」をめぐる法的・倫理的課題を探った.具体的な分析対象は,(1)拡大「NBS」の効果と問題点,(2)「NBS」残余血液サンプルの目的外利用の是非,(3)「NBS」の対象拡大をめぐる政策決定プロセスと患者支援の在り方,の3つである.近年日本でも拡大された「NBS」という現実の政策における課題の掘り起こしを含め政策提言を目指した点が本研究の特色である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
拡大「NBS」の問題群の分析は,医療の発展のための遺伝学的情報の利活用とプライバシーの尊重との相克,真の患者の視点とは何か,などという医療と法のあり方そのものにかかわる,広がりのあるテーマである.文献調査と国内外の専門家へのインタビューなどを織り交ぜて検討を行い,日本での政策変更に伴い近い将来直面しうる課題と弊害を洗い出し,解決策,弊害を洗い出し,解決策の提言をも目指した.単なる海外の制度や実態の紹介を超え,近年日本でも拡大された「NBS」という現実の政策における課題の掘り起こしを含め政策提言を行うことを目指した点が,本研究の意義である.分析結果について,引き続き公表作業に取り組む.
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