研究課題/領域番号 |
15K03280
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
伊藤 恭彦 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 教授 (30223192)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 租税 / 正義 / 財政支出 / 課税の公正 / 租税の正義 / 市場社会 / 人間の尊厳 / タックス・ジャスティス / グローバル・タックス / 社会契約 / フェアプレー義務 / 分配的正義 / 財政的正義 / 租税根拠論 / 公正な課税 / 市場 |
研究成果の概要 |
本研究では課税と財政支出を一体的に把握し、その公正さを評価する基準としてタックス・ジャスティスの定式化を試みた。市場社会は公益を実現すると同時に人間の尊厳を傷つける公共悪も発生させる。税は課税と財政支出を通して市場の結果に変化を与えることができるが、その変化は人間の尊厳を守る方向での変化でなければならず、そのような変化を実現する税が公正で正義にかなう税なのである。従来は課税局面での公正のみで税を評価してきたが、本研究は税は課税局面だけでなく、その支出と合わせて評価しなくては実質的な規範的判断ができないことを明らかにした。
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