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「ベルギー合意型連邦制の脆弱性と強靭性」についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K03281
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 政治学
研究機関北海学園大学

研究代表者

松尾 秀哉  北海学園大学, 法学部, 教授 (50453452)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2015年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
キーワードベルギー / 連邦制 / 分裂危機 / 分離主義 / ポピュリスト / 連立形成 / 君主制 / ポピュリズム / 連邦制の逆説 / 連立交渉 / テロ / 連立政権形成 / ユーロ危機
研究成果の概要

ベルギーは、連立政権が形成できない「分裂危機」を繰り返してきた。なぜこれほどまで「危機」が繰り返されるのか。
検討の結果、連邦制導入を経て政党が地域主義化する傾向がみられた。それによって、中央での合意形成は困難となった。しかし、一定の没交渉期間を経ると既成政党は「合意」へ転換した。「異質なアクター」が参入した場合の「脆弱性」は認められるが、必ずしも連邦制の導入そのものに根本的原因があるとは言えず、経済格差などの構造的要因を背景にして、政権交代などで政党間競合が高まると連邦制は地域主義政党を台頭させやすい性質を有していることが明らかになった。

報告書

(4件)
  • 2017 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (18件)

すべて 2018 2017 2016 2015

すべて 雑誌論文 (4件) (うちオープンアクセス 3件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 4件) 図書 (9件)

  • [雑誌論文] 欧州は新世代ポピュリストの大陸なのか ――「選択肢のない時代」で選択する責任2017

    • 著者名/発表者名
      松尾秀哉
    • 雑誌名

      季刊・現代の理論デジタル

      巻: 12 ページ: 1-1

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 吹き荒れるポピュリズムの行くえ ーー仏大統領選後もせめぎあう合理と非合理2017

    • 著者名/発表者名
      松尾秀哉
    • 雑誌名

      季刊・現代の理論デジタル

      巻: 13 ページ: 1-1

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 「ヨーロッパの華やかな小国・ベルギーがなぜ「テロの温床」になったのかーー自治と共存の伝統はいったいどこに…」2016

    • 著者名/発表者名
      松尾秀哉
    • 雑誌名

      オンラインジャーナル『現代ビジネス』

      巻: 4 ページ: 1-5

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 「ベルギーが「テロの温床」となるまで」2016

    • 著者名/発表者名
      松尾秀哉
    • 雑誌名

      中央公論

      巻: 2016年6月号 ページ: 148-154

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] 「多極共存型民主主義における大統領制化とその後――ベルギーの場合」2017

    • 著者名/発表者名
      松尾秀哉
    • 学会等名
      日本政治学会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 「合意型民主主義における君主――ベルギーの場合」2016

    • 著者名/発表者名
      松尾秀哉
    • 学会等名
      日本政治学会
    • 発表場所
      立命館大学
    • 年月日
      2016-10-01
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 「合意型デモクラシーにおける君主――ベルギーを事例に」2016

    • 著者名/発表者名
      松尾秀哉
    • 学会等名
      日本政治学会
    • 発表場所
      立命館大学
    • 年月日
      2016-10-01
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
  • [学会発表] 「衝突と和解のはざまで――近年のベルギー政治をいかに読むか」2015

    • 著者名/発表者名
      松尾秀哉
    • 学会等名
      シンポジウム「司法の市民参加と多文化主義」
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      2015-12-05
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 「2014年のベルギー連立交渉:分裂危機の終焉か、新しいカオスのはじまりか」2015

    • 著者名/発表者名
      松尾秀哉
    • 学会等名
      日本政治学会
    • 発表場所
      千葉大学
    • 年月日
      2015-10-10
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [図書] 『現代ベルギー政治』2018

    • 著者名/発表者名
      津田由美子・松尾秀哉・正躰朝香・日野愛郎
    • 出版者
      ミネルヴァ
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [図書] (仮)『現代世界の陛下たち』2018

    • 著者名/発表者名
      水島治郎・君塚直隆
    • 出版者
      ミネルヴァ
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [図書] 『ポピュリズムのグローバル化を問う 揺らぐ民主主義のゆくえ』2017

    • 著者名/発表者名
      松尾秀哉
    • 出版者
      法律文化社
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [図書] 『連邦制の逆説?――連邦制は効果的な統治制度か』2016

    • 著者名/発表者名
      松尾秀哉・近藤康史・溝口修平・柳原克行共編著
    • 出版者
      ナカニシヤ出版
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [図書] 連邦制の逆説? 連邦制は効果的な統治制度か2016

    • 著者名/発表者名
      近藤康史・松尾秀哉・溝口修平・柳原克行編。ページ数未定。近藤康史・久保田徳仁・森分大輔・小松崎利明・臼井陽一郎・松尾秀哉・永田智成・小館尚文・馬場優・東原正明・溝口修平・中村健史・鈴木絢女・見市健・石井梨紗子・今村真央
    • 出版者
      ナカニシヤ出版
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
  • [図書] 連邦国家ベルギー 繰り返される分裂危機2015

    • 著者名/発表者名
      松尾秀哉
    • 出版者
      吉田書店
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
  • [図書] EUの規範政治 グローバルヨーロッパの理想と現実2015

    • 著者名/発表者名
      臼井陽一郎、東野篤子、福井英次郎、松尾秀哉、スティーヴン・デイ、明田ゆかり、武田健、関根豪政、市川顕、小山晶子、福海さやか、小松崎利明、小林正英、金敬黙
    • 出版者
      ナカニシヤ出版
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
  • [図書] 経済危機下の分権改革 「再国家化」と「脱国家化」の間で2015

    • 著者名/発表者名
      リチャード・E.レヴィ 、カルロ・フサーロ、山田徹、松尾秀哉、山崎幹根、サン・チュル・パーク、ウィルフリード・スウェンデン
    • 出版者
      公人社
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
  • [図書] 野党とは何か 組織改革と政権交代の比較政治2015

    • 著者名/発表者名
      吉田徹、今井貴子、野田昌吾、アンリ・レイ、池谷知明、松尾秀哉、石神圭子、木寺元
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2019-03-29  

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