研究課題/領域番号 |
15K03309
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
潘 亮 筑波大学, 人文社会系, 教授 (80400612)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 国連 / 日本 / アジア・アフリカ / 西側 / グローバル / 西側陣営 / 専門機関 / 国連・専門機関 / 冷戦 / アジア / アフリカ |
研究成果の概要 |
本研究は、機密解除されている日本側並びに諸外国(米英豪)ないし国連機関の一次史料を最大限に活用しながら、「相互補完」と「相剋」両方の視点から戦後国際政治における日本、西側陣営、アジア・アフリカおよび国際機構同士の複雑な関係図をかなりの程度まで解明することができた。また、一連の検証作業を通して狭義の国連外交のみならず、戦後日本の多国間外交全体の形成の歴史的背景をよりグローバルな視点から見直す意味でも示唆に富む発見が多く得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は従来多く注目されていなかった冷戦期日本の国連外交全体に着目し、同盟関係、第三世界、国内政治など異なる次元の要素の相互作用を一体となっている分析枠組みのなかで検証する最初の本格的な研究である。この研究を通して、戦後日本外交をめぐる二国間関係中心の伝統的な認識で看過しがちな側面の存在をはじめて明らかにすることができた。更に、本研究を通して、冷戦が終結し、二国間主義よりも多国間主義が再評価されている昨今の国際社会における日本の対外政策をよりダイナミックに理解することが期待できる。
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