研究課題/領域番号 |
15K03310
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
東野 篤子 筑波大学, 人文社会系, 教授 (60405488)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | トルコ / EU / 加盟 / 拡大 / ロシア / ウクライナ / 難民 / 加盟交渉 / 関税同盟 / エルドアン / 黒海 / ロシアによるウクライナ侵略 / 加盟プロセス / 日本 / 連結性 / 西バルカン / 中国 / 国際関係論 / 日EUFTA / コネクティビティ / 近隣諸国 / 安全保障 / 認識 / 絶縁体 / 難民合意 / 難民危機 / クーデター / 規範 / 難民に関するEUトルコ合意 |
研究成果の概要 |
トルコのEU加盟をめぐる諸問題について、国際政治学の観点から多角的に研究を行った。トルコのEC加盟に関する関心表明からEC加盟申請、EU加盟交渉開始とその一部凍結等の重要な出来事に時系列的に整理を行った。そのうえで(a)その後のEU・トルコ関係の全体的な推移、(b)EU・トルコ関係に影響を与えた、あるいはEU・トルコ関係の重要な争点となった出来事(主にEU加盟問題、トルコにおけるクーデター未遂とその後のエルドアン政権の強権化、欧州難民危機と2016年のEU・トルコ難民協定、EU・トルコ関税同盟のアップグレード問題等)について論文執筆および学会報告、メディア発信を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現段階の我が国の研究では、EUの政体や対外政策に関する研究、そしてトルコの内政、経済、外交に関する研究はそれぞれ進展してきている。しかし、EUとトルコの関係に関する研究は必ずしも質・量的に十分とは言いがたい側面があった。 本研究課題が主な研究対象時期として設定していた2010年代半ば以降から現在に至るまで、欧州難民危機やロシアによるウクライナ侵略など、本来であれば安定的なユーラシア秩序構築のためにEUとトルコの協働関係が大いに期待出来たはずの領域において、両者間の齟齬が多々見られた。本研究課題では、こうした複雑な欧州秩序への視座を提供することを可能とした。
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