研究課題/領域番号 |
15K03311
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
五十嵐 誠一 千葉大学, 大学院社会科学研究院, 准教授 (60350451)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | メコン / 地域主義 / 市民社会 / 地方政府 / 公衆衛生 / 漁業管理 / 越境協力 / NGO / 地域統合 / GMS / レジーム / 下位地域主義 / サブリージョン |
研究成果の概要 |
本研究は、メコン地域主義の新たな政治的位相を実証的に明らかにすることを主眼とする。この目的のために、本研究では次に関するインテンシブな研究調査を実施した。(1)「上」からの開発経済志向の多様な協力枠組み同士の関係性(いわゆる「メコン・コンジェスション」)、(2)メコン・コンジェスションに「下」からの政策提言を行う市民社会アクターのトランスナショナルな活動、(3)メコン・コンジェスションのプロジェクトの一部を担う地方政府の越境的活動。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
第1に、メコン・コンジェスションの実体とアクター間の複雑な関係を把握することで、いまだ不明瞭なメコン地域主義の行く末とその課題がより正確に予見される。第2に、先行研究では等閑視されてきた市民社会と地方政府の越境的活動を分析することで、新たなメコン地域主義像を炙り出し、脱国家・脱経済中心的な分析的地平を切り拓く。第3に、国際秩序を変えうる新たな国際社会空間としての下位地域(サブリージョン)としてのメコン地域の可能性を問い、国際関係論の新たな領野を開拓する。第4に、以上の分析を通じて、メコン地域に多額の支援を行っている日本の外交政策に対して新たな知見を提供する。
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