研究課題/領域番号 |
15K03320
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
小柏 葉子 広島大学, 社会科学研究科, 教授 (30224091)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | トランスナショナル / 太平洋島嶼地域 / 台湾 / 国際関係 / 地域研究 / 先住民族 / 原住民族 / 地域 / 先住民 |
研究成果の概要 |
国家の枠組みを超えて活動する越境的アクターは、従来の国家中心的な国際関係のあり方が変容を遂げる中で、その存在感をいっそう増しつつある。本研究は、国家の利害をこえて行動する脱国家的な越境的アクターの機能が強調される一方で、看過されがちな越境的アクターの担う国家の利害を反映した政治的機能について、台湾および太平洋島嶼地域に居住する越境的アクターとしての先住民族を事例とし、太平洋島嶼地域における台湾承認問題をめぐるその政治的機能の分析を通じて考察を行った。事例分析から、越境的アクターの主体性が増すことによって、国家の利害を反映した越境的アクターの政治的機能が高まりうることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は、国家の利害をこえて行動する脱国家的な越境的アクターの機能に焦点を当てた従来の研究に対し、国家間関係のみが構成するものではなくなった国際関係において、越境的なアクターを通じた利害の反映という可能性の広がりが国家にもたらされている点に注目し、国家の利害を反映した越境的アクターの政治的機能という新たな問題視角を提示して、それがどのように機能しているのか、太平洋島嶼地域における台湾の外交的承認獲得をめぐる先住民族の政治的機能に関する実証分析に基づいて明らかにした点である。
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