研究課題/領域番号 |
15K03366
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 広島大学 (2016-2018) 国際大学 (2015) |
研究代表者 |
柿中 真 広島大学, 国際協力研究科, 教授 (40421234)
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研究分担者 |
山田 恭平 立教大学, 経営学部, 特任准教授 (60710605)
小谷 浩示 高知工科大学, 経済・マネジメント学群, 教授 (80422583)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 自発的協力 / 社会環境 / 本源的価値 / 社会協力 / フィールドワーク / 競争社会 / 本源的動機 / 競争社会と協力社会 |
研究成果の概要 |
公共財供給など自発的協力問題において、各個人の本源的動機は各個人及び社会全体の自発的協力行動を決定する上で重要である。しかし、その役割は地理的・信条的・歴史的背景や都市・農村など人々が直面する社会環境に大きく依存している。本研究では、人々を取り巻く社会環境と倫理的動機・社会的動機等から成る本源的動機の関係性を考慮した上で、社会環境が本源的動機及び自発的協力行動にどのように影響 を及ぼすのかについて、実験やサーベイ調査等フィールドワークを通じて理論的かつ実証的に分析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自発的協力に関する研究の中で、本源的動機と社会環境の役割を体系的に検証した論文は少ない。そのため、本研究の理論課題では、本源的動機及び様々な社会環境の役割を明示的に導入し、自発的協力に関して理論的議論を試みた。また、本研究の実証課題では、現存する自発的協力問題に関して、現地でのフィールド実験やサーベイ調査を実施し実証的に分析し、実際の社会環境と本源的動機の関係性を明らかにすることができた。理論分析に加えて、現地での社会調査等を通じた実証分析を行うことによって、人々を取り巻く社会環境に適した自発的協力促進に資する有効な政策のあり方を提唱でき、この点においても、学術的・社会的意義がある。
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