研究課題/領域番号 |
15K03376
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済学説・経済思想
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
福田 進治 弘前大学, 人文社会科学部, 教授 (00322925)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 経済学史 / 古典派経済学 / リカード |
研究成果の概要 |
本研究では、スラッファ編『リカードウ全集』刊行(1951-73)以降の日本のリカード研究を検討することを通して、日本のリカード研究者たちがスラッファのリカード解釈を批判しながら、労働価値理論の役割を基礎とするリカード解釈を確立し、独自の貢献を果たしてきたことを示すとともに、同じ時期、日本の研究者の中にも、スラッファの解釈または新古典派の解釈に近いリカード解釈を主張し、顕著な貢献を果たした者もいたことを示し、これらを踏まえて、欧米のリカード研究には見られない日本のリカード研究の独自性と多様性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、日本のリカード研究と欧米のリカード研究の間では、理論的な交流が必ずしも活発でなかったため、日本の研究者たちの独自の研究成果が欧米の研究者によって検討される機会は多くなかった。そこで、本研究では、日本のリカード研究の独自の立場と独自の貢献を明らかにすることを通して、日本のリカード研究の存在意義を示すことを目指した。こうした取り組みは、日本のリカード研究と欧米のリカード研究の異同を明らかにするとともに、両者の間の交流をより活発にすることを通して、リカード研究のさらなる発展につながるものと思われる。
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