研究課題/領域番号 |
15K03380
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済学説・経済思想
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
瀬尾 崇 金沢大学, 経済学経営学系, 准教授 (60579613)
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研究期間 (年度) |
2015-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | J.A. シュンペーター / 景気循環 / イノベーション・システム / システム・ダイナミックス / 知識 / 制度 / 資本主義 / システム・ダイナミクス / シュンペーター / 資本主義経済 / 科学技術政策 / 貨幣論 / 長期波動 / 国民的イノベーション・システム / 景気循環論 / ネオ・シュンペーター学派 / 知識の再生産 / 知識資本主義 / シュピートホフ / シュンペーター仮説 |
研究成果の概要 |
本研究は,J. A. シュンペーターの景気循環論を,『景気循環論』の副題「資本主義過程の理論的・歴史的・統計的分析」に沿って,現代の知識資本主義の分析に役立ちうるように再構築を目指したものである。研究成果の主な特徴として,システム・ダイナミックスの手法を用いてイノベーション・システムの観点から景気循環モデルを構築したこと,および,知識資本主義段階にある現代資本主義の制度的諸要素を統計的・歴史的に確認しながら理論モデルにフィードバックして拡張させたこと,以上の二点を指摘することができる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
制度論的な諸要素を明示的に取り入れながら,イノベーションを原動力とする資本主義経済の長期動態的過程を,システム・ダイナミックス・モデルとして提示した本研究の成果は,現代の非主流派経済学,特にネオ・シュンペーター学派の最近の研究動向に貢献しうるものである。また,知識資本の形成過程を含めた現代のイノベーションのあり方や,それに対する貨幣・金融的な諸制度の関係を含む理論モデルから,現代の知識資本主義における政策的含意を引き出すことできるという意味で社会的な貢献も認められる。
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