研究課題/領域番号 |
15K03385
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済学説・経済思想
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
池田 幸弘 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (80211720)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ドイツ歴史学派 / オーストリア学派 / カール・メンガー / 日本経済思想史 / 歴史学派 / 福澤諭吉 / メンガー / 学派 / アダム・スミス / 分業論 / フリードリッヒ・リスト / カール・マルクス / ドイツ経済思想 |
研究成果の概要 |
ドイツの経済思想はかつては一世を風靡した経済思想で、少なくとも第一次大戦勃発前までは支配的だったが、今日その意義を理解するものは少ない。ドイツの国際的な地位、とくにEUにおけるそれは依然として高いが、かつてのそれとは比肩すべくもない。また、いわゆる「グローバリゼーション」によって経済学の標準化が進み、各国、各地域固有の思想、とくに経済思想というものはなくなってきている。このような経済学の在り方は必然ともいえるが、国や地域が重要な役割を果たした時代の政治経済思想に思いをはせ、逆に現代の経済学の在り方を照射することは必要な作業である。本研究計画では、ドイツ経済思想の生成、受容、変容を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
第二次大戦後の経済学は、「国際化」が掛け声でもありまた実態でもある。ドイツ固有の、あるいはフランス固有の経済思想というものはなくなり、北米が発信の中心ではあるものの、国際的な経済学の在り方というものが普通となった。それは教義の共有という意味で進歩ではあるが、それぞれのお国訛りの思想が消滅したという意味では、功罪なかばする現象だといえる。本研究では、ドイツ経済思想の生成から消滅までを射程にいれて、研究を行った。
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