研究課題/領域番号 |
15K03393
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済統計
|
研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
岡部 純一 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 教授 (70204013)
|
研究分担者 |
金子 治平 神戸大学, 農学研究科, 教授 (40204557)
坂田 大輔 立教大学, 社会情報教育研究センター, 助教 (70734359)
|
研究協力者 |
宇佐美 好文
坂田 大輔
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 統計制度 / インド |
研究成果の概要 |
本研究は、インド国内の学術団体(Foundation for Agrarian Studies)との国際共同研究によってインド村落の小地域住民全数データベースを参照基準に政府基礎データ(センサスデータと行政記録)の精度を定量的に検証した。地方統計制度に関するこの独自の研究方法に基づいてインドの地方統計制度の現状と課題を明確に示すことができた。その研究成果はJun-ichi Okabe and Aparajita Bakshi (2016)や岡部 (2018)等の著書の形で国内外に発信された。本研究はその成果を基準に、インド以外の諸国を含めた比較統計制度研究に踏み出すところまで到達した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
途上国のなかにありながら「統計先進国」として戦後の世界と途上国の統計改革をリードしてきたインドは、世界や途上国の比較統計制度分析のために、きわめて重要な研究対象といえる。そのインドの地方統計制度を村落住民全数データベースを参照基準に定量的に検証する本研究の研究方法はユニークなものであり、その研究成果は国際的に見ても学術的に独自性が高い。グローバルな視野から統計を利用しようとすると、世界の住民の大半が暮らす途上国地域の地方統計制度の研究は不可欠である。これまで途上国地方統計制度の信憑性は疑問視されていたが、それが実際に体系的かつ正確に把握され課題が明確化した本研究成果の社会的意義は大きい。
|