研究課題/領域番号 |
15K03402
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済統計
|
研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
勝浦 正樹 名城大学, 経済学部, 教授 (70224467)
|
研究分担者 |
橋本 紀子 関西大学, 経済学部, 教授 (60198687)
|
研究協力者 |
荒木 孝治
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | AI 需要システム / ベイジアンネットワーク / 家計調査 / 動学モデル / 弾力性 / AI需要システム / 文化的支出 / 罰則回帰 / 全国消費実態調査 / SINGLE法 / 社会生活基本調査 / AI需要システム / 共和分分析 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,超高齢社会に突入した我が国において,家計の消費の中ではどのような品目に対する支出が必需品あるいは贅沢品であるかなどを,家計調査のデータを用いて,客観的に測定することである.そのために,ノーベル経済学賞を受賞したA. Deatonらが開発したAI需要システムというモデルを動学的に拡張した方法に基づいて計測を行い,その結果が示唆する意味を考察した.さらに,品目ごとの支出間の因果関係の構造を可視化することによって,様々な品目に対する支出がどのような優先順位に基づいて決定されるのかを明らかにした.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢社会において,年金など限られた所得を前提とすると,どのような品目に対しての支出を優先するのか,所得水準や価格と様々な品目への支出額の関係が強いかどうかを考えることは意義のあることであろう.本研究の成果に基づいて,どの品目への支出の優先度が高いのか,所得水準や価格との関係が強い品目が明らかになったことにより,消費という観点から生活水準を高めるために必要な政策を考える上で,客観的な資料として利用することができるだろう.特に,文化的支出が,他の支出とある程度独立に決定されること,価格の影響を受けやすいことなどから,文化に対する助成を政府が積極的に行うことが重要であるなどの示唆が得られた.
|