研究課題/領域番号 |
15K03417
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
芦田 登代 東京大学, 社会科学研究所, 特任研究員 (80724898)
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研究分担者 |
近藤 尚己 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (20345705)
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研究協力者 |
澤田 康幸 東京大学, 大学院経済学研究科, 教授 (40322078)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | フィールド実験 / 双曲割引 / 健康 / 被災地 / 災害復興 / 高齢者 / 経済実験 / 現在バイアス / 時間選好 / 災害 / 時間割引 / 行動経済学 / 地域コミュニティ / レジリエンス |
研究成果の概要 |
東日本大震災前後のパネルデータとフィールド実験データを用いて、人々の選好、なかでも双曲割引ファクターが被災前後の行動にどのように影響するのか検証を行った。 フィールド実験データでは、被災の程度が高かった人は、さらに双曲割引ファクターが下がっていたことが確認された。そのフィールドデータとパネルデータを結合したデータを用いて分析した結果、BMIなどとの関連が観察された。また、その頑健性の検証として観察データを用いて解析したところ、フィールド実験とほぼ同様の結果が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域に居住する高齢者の時間の経過による選好の変化は、国内ではほとんど観察されていなかった。そのため、本研究では、フィールド経済実験を実施することによって、日本人の選好と向社会行動および健康行動との関係を明らかにした。また、海外では蓄積されつつある自然災害が選好に与える既存のエビデンスを踏まえて、文化や社会背景が異なる日本の被災地での実態も検証した。
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