研究課題/領域番号 |
15K03420
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
|
研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
加藤 真紀 一橋大学, 森有礼高等教育国際流動化機構, 准教授 (80517590)
|
研究分担者 |
河野 銀子 山形大学, 地域教育文化学部, 教授 (10282196)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 高等教育 / 大卒女性 / 地域差 / STEM / 留学生 / 進学移動 / 女性 / 地域格差 / 社会的効果 / 高等教育政策 / 女性進学 / 女性労働 / 理工系分野 / 経済成長 |
研究成果の概要 |
本研究は高等教育で学ぶ女性の増加が社会経済に与える影響を実証的に明らかにすることを目的とした。データ取得に関連して研究期間や内容を一部変更したが、次の成果を明らかにした。まず、日本の高等教育で学ぶ女性の増加が労働市場での活躍に繋がらない理由として、日本の既婚大卒女性の就労率が都市部で低い理由に着目し、都市部とそれ以外の地域における女性の職種の違いに基づくことを見出した。また高度人材の人口再配置を促す進学移動における分野別かつ性差を明らにした。さらに、科学・技術・工学・数学(STEM)分野における大学院留学生の女性の影響について日米で比較分析をした。これら研究成果を国際的に発表した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本では高等教育で学ぶ女性が増加しているが、その影響は定かではなかった。そこで本調査は女性就学への投資効果を見るべく、国規模のデータを用いて大卒女性増加による経済的影響を分析した。その結果、大卒既婚女性の就労を見る場合には地域差に着目すること、進学移動では分野や性差によって人口再配置が異なること、そして欧米での関心の高いSTEM分野の女性に関しては、日米の比較を通じて女性の内部構成(留学生と自国学生の差異)に着目する必要性が示唆された。
|