研究課題/領域番号 |
15K03444
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 広島大学 (2018) 神戸市外国語大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
友田 康信 広島大学, 社会科学研究科, 教授 (30437280)
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研究分担者 |
久永 忠 北海道大学, 経済学研究科(研究院), 助教 (50452305)
DAVIS COLIN 同志社大学, 国際教育インスティテュート, 教授 (70432557)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 産出の人的資本弾力性 / 所得格差の推移 / 動学リカードモデル / 動学的リカードモデル |
研究成果の概要 |
本研究において、我々は3種類の消費財と2種類の労働者の存在する世代間重複モデルを構築し、所得格差の永続化の説明を試みる。このモデルでは、比較優位のパターンが職業を決定し、人的資本蓄積を通じて家系間の所得格差が拡大する。同時に、スキル集約的な財の生産性の改善による相対価格の低下が高技能労働者の賃金の伸びを押しとどめ、格差の拡大を抑制し、この2つの効果により、定常状態における格差が永続化する均衡が存在する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多くの既存研究では、経済的な摩擦や家計の選考に関する仮定に依存して、所得格差の永続性を説明していた。それに対して本研究は、比較優位に基づく職業選択をモデル化し、完全競争市場においてですら所得格差の永続化を描写できるモデルを構築した。近年、世界的に所得格差の拡大が報告されており、格差拡大に関する関心が高まっているが、我々は新たな視点からこの問題に対する1つの解釈を与えることができたと考えている。
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