研究課題/領域番号 |
15K03481
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
田中 靖人 同志社大学, 経済学部, 教授 (10188344)
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研究分担者 |
佐藤 敦紘 北海学園大学, 経済学部, 准教授 (70735323)
服部 昌彦 同志社大学, 経済学部, 助教 (90803718)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 相対利潤 / ゼロ・サムゲーム / 技術革新 / ライセンス / ロイヤルティ / 産業政策 / ミニマックス定理 / 相対利潤最大化 / 参入 / 寡占 / 補助金 |
研究成果の概要 |
企業が自身の利潤ではなく,他の企業と比較した相対的な利潤を最大化する場合の企業の行動パターンや産業構造の研究を基礎にして,それらをさらに一般化,抽象化したゼロ・サムゲームの研究,および企業による技術開発投資の研究への応用とそれを巡る政府の政策の研究を行った。また,通常この種の研究では線形の需要関数,費用関数を仮定するなどして簡単化を図ることが多いが,我々の研究ではなるべく一般的な需要・費用関数を用いて適用性の広い結果を得るように努めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
産業政策についての理論的な研究では線形の需要関数,費用関数など特定の関数形を仮定したものが多いが,本研究ではできるだけ一般的な関数を考え,幅広く適用可能な結果を求めて研究を行った。企業による新しい技術開発・研究はさらなる経済成長の原動力となるものである。わが国の技術はすでに十分に発展し,先進国の一つになっているのであるが,今後の少子高齢化社会を見据えれば,一層の研究開発が期待されるとともにその成果が経済の隅々にまで行き渡ることが望まれる。不完全競争のもとでの研究開発とその伝播についてのメカニズムを研究したものとして,本研究には一定の価値があると思われる。
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