研究課題/領域番号 |
15K03484
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
青木 芳将 立命館大学, 経済学部, 准教授 (90572975)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 紛争 / 援助 / 民族間格差 / 資源の呪い / 海外援助 / 教育援助 / レントシーキング / 不正 / 開発経済学 |
研究成果の概要 |
援助が紛争を抑制可能かどうかを中心に、有効な援助政策を検討した。紛争についての先行研究では、資金拠出型の援助では紛争を誘発する点が強調されてきた。しかし、本研究では、どのような不随条件があれば、資金拠出型援助が紛争を抑制する効果を持ちうるかについて、2編の論文を作成した。両論文で共通する結論は、紛争のコストを大きくすることが重要であるという点である。先進国による武器輸出の抑制や、国際的な監視などでコストを高めることができれば、援助が紛争抑制効果を持つことを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国際援助がその効果を十分発揮できない主たる理由が、被援助国内の紛争にある。本研究では、被援助国内の紛争を抑制する援助政策の検討を行った。本研究では、いくつかの不随条件があれば、一般的な援助が紛争を抑制する可能性があることを示した。これは、多額の援助を行う先進国の援助政策に貢献するだけでなく、多くの途上国に対して、発展の一助となる研究となっている。
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