研究課題/領域番号 |
15K03486
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 早稲田大学 (2018) 大阪工業大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
大西 宏一郎 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (60446581)
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研究分担者 |
杉山 典正 大阪工業大学, 知的財産学部, 准教授 (90368150)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | イノベーション / 大学院教育 / 大学 / 特許 / 発明者 / 発明 / 特許発明 / 博士課程 / 研究者 / 移動 / 異動 / 出向 / 知識移転 |
研究成果の概要 |
本研究では、大学院教育に焦点を当て、発明者レベルのデータを用いて、大学院教育が発明者のその後の発明パフォーマンスにどのような影響を与えているのかを実証的に分析した。分析では、大学院の進学とその後の特許パフォーマンスとの関係を見た場合、大学院進学は有意に出願件数や被引用件数でみた特許パフォーマンスだけでなく、科学論文や他分野の特許を引用するなどの幅広い知識利用に正の影響を与えていることを示す結果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、その後に企業内研究者となった人たちに対する大学院進学効果を因果関係の意味で実証的に分析することで、大学院教育が研究者教育にプラスの影響があることを示したことにある。大学院教育の意味については色々と論争があるが、少なくとも研究者(企業内エンジニアも含む)として発明活動に従事する分においては、進学しなかったケースと比較して、発明の生産性だけでなく、知識利用の広がりも高まるなど明確にその効果があることがわかった。これは、学部卒業で社内教育を受けるよりも効果的な教育効果があることを示しているとも言える。
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