研究課題/領域番号 |
15K03488
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
菅田 一 関西大学, 経済学部, 教授 (90330167)
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研究分担者 |
石井 光 関西大学, 経済学部, 教授 (00405630)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 貿易自由化 / 直接投資自由化 / 企業の異質性 / 内生的研究・開発投資 / 国際寡占 / 貿易と投資 / 費用格差 / 海外市場参入形態の内生化 |
研究成果の概要 |
自国に2企業、外国に1企業が存在する国際寡占下の2国モデルを想定し、以下の3段階ゲームの均衡を導出した。第1段階で、自国の企業1と企業2は外国市場に輸出で参入するか、それとも直接投資(FDI)を行い、現地に子会社を設立し、その工場から外国市場に供給するのか、いずれかを選択する。第2段階では、企業1と2は自社の限界費用を削減する研究・開発(R&D)投資水準を選択する。第3段階において自国市場と外国市場において、企業1、2、そして3がクールノー型数量競争を行う。そして、貿易自由化および投資自由化が自国および外国の経済厚生にいかなる影響をもたらすのか理論分析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、自国企業間で費用構造と参入形態において異質性が内生的に生じる。つまり、輸出企業はR&D投資水準が非常に低く高費用となり、他方、FDI企業はR&D投資水準が非常に高く低費用となる。Melitz (2003)等の従来の戦略的相互依存関係のない異質企業間の独占的競争の貿易・投資モデルと異なり、企業の戦略的行動を伴う国際寡占モデルにおいて企業の異質性の内生的に説明した点が本研究の貢献である。そして貿易・投資の自由化の経済厚生効果について企業の外国市場への参入形態および費用構造の両方における異質性が自国にマイナス、外国にはプラスの影響をもたらすことを示した。
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