研究課題/領域番号 |
15K03550
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
金融・ファイナンス
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研究機関 | 成蹊大学 |
研究代表者 |
永野 護 成蹊大学, 経済学部, 教授 (20508858)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 銀行―企業関係 / 新興国 / 市場経済化 / 経済発展 / コーポレートガバナンス / 銀行ー企業関係 / 政府保有銀行 / 財閥グループ保有銀行 / 外国人保有銀行 / 銀行融資のリスクテイク度 / 市場経済化と銀行エクスポージャ / ソフトな予算制約 / 国有銀行の民営化 / 銀行民営化と財閥グループ / 銀行民営化と外資系企業 / 銀行店舗と本支店間距離 |
研究成果の概要 |
本研究は、新興国において、銀行が市場経済化の過程で企業と数多くの長期取引関係を持つ場合の経営リスクを実証的に解明した。国有企業が民営化される場合、地場ビジネス・グループが主要所有者となるケースも多い。こうした状況の中、地場ビジネス・グループ企業と長期取引関係を持つ国有銀行は、必ずしも債務履行能力が高い借り手企業と貸出約定契約を締結していない。また地場ビジネス・グループが国内主要銀行の主要株主となる場合、その多くの借り手企業も地場ビジネス・グループ所属企業である場合も、銀行の利潤最大化に貢献しないケースが発生し、銀行の経営リスクを悪化させるプロセスを実証研究を通じて示している。
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