研究課題/領域番号 |
15K03570
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
加島 潤 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 准教授 (50463899)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 中国 / 経済史 / 制度 / 社会主義体制 / 工業化 / 企業 / 中国史 / 近現代史 / 社会主義 |
研究成果の概要 |
本研究では、中国における近代企業の長期的な発展過程について、その勃興期にあたる中華民国期(1912-49年)から中華人民共和国成立後の計画経済期(1949-78年)、そして改革開放期(1978年-)という3つの時期を対象に、紡織業や機械工業などの複数の産業分野の企業のケーススタディーとそれらの比較分析を行った。その結果、中国企業の発展における各時期間の連続性・非連続性、とりわけ計画経済期の社会主義経済制度が企業の発展に対して与えた産業ごとに異なる影響を明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、1978年の改革開放政策以降の高度経済成長を牽引し、現在も世界的な注目を集める中国近代企業の発展過程について、その勃興期である中華民国期にまで遡って検討し、1950年代に導入された社会主義経済制度の影響に注目しつつ、現代につながる連続性・非連続性を明らかにしたことにある。本研究の成果によって、中国近現代経済史研究者のみならず、一般の中国認識において、中国の経済発展をより長期的に捉える視点が共有されることが期待される。
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