研究課題/領域番号 |
15K03582
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 和光大学 (2017) 埼玉学園大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
日臺 健雄 和光大学, 経済経営学部, 准教授 (00633512)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ソ連 / コルホーズ / 農民 / 生活水準 / 市場メカニズム / 計画経済 / 集団化 / スターリン / コルホーズ市場 / ネオネップ / 市場 / スターリニズム / スターリン体制 |
研究成果の概要 |
本研究では,計画経済体制下のソ連経済で例外的に市場メカニズムの機能が公認されていたコルホーズ市場について,1930年代後期を対象とし,ロシアの公文書館所蔵の一次史料を用いて研究を行った。集団化の開始と並行して市場メカニズムの機能が一時的に非合法となったが,32年5月の政策転換でコルホーズ市場が合法化され,住宅付属地で生産された農産物が販売された。コルホーズ市場以外にも,コルホーズでの耕作作業に外部労働力を雇用する労働力市場や出稼ぎ労働の労働力市場でも市場メカニズムが事実上機能していた。統計データ分析の結果,コルホーズ市場での取引価格が国営商店での販売価格と競合する関係にあったことが示された。
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