研究課題/領域番号 |
15K03591
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
|
研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
山井 敏章 立命館大学, 経済学部, 教授 (10230301)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | メトロポリタン・リージョン / 地域政策 / 地方自治 / 民主主義 / Verband Region Stuttgart / シュトゥットガルト21 / 国土計画 / ドイツ / シュトゥットガルト地域連合 / グローバル化 |
研究成果の概要 |
1990年代にドイツの地域政策は顕著な変化を経験した。地域格差の縮小を図り、分散的地域構造を維持・構築することを主眼としたそれまでの地域政策に対し、グローバル化の進展の下、国際的立地競争の拠点となる重点地域の育成へと政策課題の重心が移動した。1995年以降、11地域が指定されたメトロポリタン・リージョンは、まさにそうした拠点たるべき存在だった。本研究はその一つ、シュトゥットガルト・メトロポリタン・リージョンと、同地における大規模な都市再開発事業であるシュトゥットガルト21を主たる事例として、ドイツにおける地域政策の実態を、とくに地域形成における民主主義の問題に焦点を当てて検討した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
メトロポリタン・リージョンについては、ドイツではとくに経済地理学の分野で早くから研究がなされてきた。そこでは、国際的立地競争の拠点としての機能をそれぞれの地域がどれほど果たしえているかの検証に重点がおかれている。これに対して、地方自治・民主主義の問題を検討の軸に据えたところに本研究の特色がある。政府の「地方創生」事業や、人口減に伴う「自治体消滅」の予測などが示すように、地域形成の問題は日本の将来にとって喫緊の課題であり続けている。本研究が明らかにしたドイツの経験は、日本にとっても重要な示唆を与えてくれるだろう。
|