研究課題/領域番号 |
15K03593
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 名古屋大学 (2017-2019) 桃山学院大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
伊藤 カンナ 名古屋大学, 経済学研究科, 准教授 (30334999)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | イタリア経済 / 国際協調 / 地域格差 / 世界銀行 / 国家持株会社 / イタリア / 経済史 / 南部開発 / ブレトンウッズ体制 / 戦後復興 / 開発計画 / 為替管理 / 経済成長 / 世界銀行借款 |
研究成果の概要 |
戦後の国際協調体制におけるイタリア経済の発展について、EU統合やブレトンウッズ体制といった戦後の国際的な政策協調の取り組みがイタリアの経済政策運営に与えた影響に加え、20世紀イタリアの特徴と言われる国家持株会社制度が及ぼした影響、IRI 出身のテクノクラートや国際的な人的ネットワークが経済政策や投資計画の立案・実施に及ぼした影響、など相互の連関を立体的に捉え、戦後の国際協調体制とイタリア経済の「奇跡の成長」の連関を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
イタリアの「奇跡の成長」を国際金融史の文脈で論じる歴史実証的研究は,国際機関での資料開示を受けて近年端緒についたばかりである。本研究では、IMFや世界銀行に広範な内部資料の開示を要請し、ブレトンウッズ体制下での国際収支問題が加盟国の経済政策運営に与えた影響や制約,開発投資における貸し手側の開発援助構想と借り手側のマクロ経済政策や開発政策構想を融資交渉過程から検証した.また,国際的な政策ネットワークについても検証し,国際収支赤字国の成長戦略が国際協調の中でいかに進められたかに光を当てている.
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