研究課題/領域番号 |
15K03597
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
相原 基大 北海道大学, 経済学研究院, 准教授 (40336144)
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研究協力者 |
秋庭 太
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 産業地域 / 競争の文脈 / 社会機序 / メカニズムアプローチ / オブジェクト |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,産業地域において競争の文脈が形成・変容する過程に関して経験的研究を展開し,産業地域で生起する経営現象の背後で働く社会機序を解明することである.主要な成果は次の3つである.(1)国内外の産業地域を対象に競争の文脈が形成・変容する過程を精緻に記述し,同過程に作用する社会機序に関して仮説的な知見を得た.(2)文脈群の振る舞いを数的に捉える解析手法を事例研究に適用し,産業地域研究に導入する技術的基盤を改良した.(3)産業地域における競争の文脈の理解に向けて,歴史的な文献類と取材・実地調査とを相補的に用いて時々の状況や背景を掴む歴史民族誌アプローチの方法論的特徴,利点,留意点を整理した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は2つある.第1に,マクロレベル(産業地域レベル)で観察される現象とミクロレベル(行為主体レベル)で観察される行為とをつなぐミッシングリンクである「産業地域における競争の文脈」の形成・変容過程と同過程に作用する社会機序に関して,計量テキスト分析による数的な解析と歴史民族誌アプローチに依拠した質的分析とを併用して,新規性ある仮説的な知見を提示したことである.第2に,それぞれの産業地域に固有な競争の文脈に関する精度の高い知識を得る方法論的および技術的な基盤を整備したことである.
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