研究課題/領域番号 |
15K03604
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
崔 英靖 愛媛大学, 社会共創学部, 教授 (70335884)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | プラットフォーム / 競争戦略 / 情報サービス / 個人の情報行動 / モチベーション |
研究成果の概要 |
本研究では,近年の企業活動や個人行動では一般的になりつつある「プラットフォーム」の利用が,企業の競争行動や個人の消費・情報行動にどのように影響を与えるかについて検討した. 企業においては,プラットフォームの活用や事業者間連携によって,自社単独では実施できない事業や提供価値の実現が可能になるが,他の事業者も同様の提供価値が容易になるため,同質化による競争激化についても検討する必要がある.一方,個人のプラットフォームの活用は従来不可能であった活動を可能にするが,個人情報やプライバシーなどのセンシティブ情報が拡散するリスクも大幅に増加させる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プラットフォームを活用することによって,企業は経営資源の限界を超えた事業や提供価値が可能になり,個人は従来よりも大きな情報収集・伝達能力を利用することが可能になるが,これらのプラスの側面自体は従来の事業者間連携(戦略的提携)やITが持っていたものと同様であることを明らかにした. しかし,プラットフォームは他者にも開放されていることが多いため,企業にとっては同質化による競争の激化のリスクを,個人にとっては当初の想定以上の情報拡散のリスクを増大させるというマイナスの側面を考慮した上での活用が重要であることを示唆した.
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