研究課題/領域番号 |
15K03615
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 駿河台大学 |
研究代表者 |
海老根 敦子 駿河台大学, 経済経営学部, 教授 (30341754)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 品質創造経営 / 組織内コミュニケーション・モデル / IFM(相互作用する場のモデル) / 組織のコミュニケーション管理 / 理解共有 / 品質創造力 / 製造企業 / 実態調査 / 組織コミュニケーション・モデル |
研究成果の概要 |
製造企業の品質創造経営の問題を組織内コミュニケーション状態の解析を通じて統一的に解明しようとする研究の一環である。改良した理論モデルIFM(相互作用する場のモデル)を応用して,品質創造経営状態を診断するプロトコルを探究するために,製造企業の実態を調査し,次の結論を得た。(1)組織内個人間の理解共有が進むと品質創造力が向上するという現象が明確に確認できた。その現象はIFMで定性的に理解できる。(2)組織内コミュニケーション状態の観察から,個々の製造企業の品質創造機能の特徴が把握でき,品質創造経営状態の診断と経営改善の指針が得られる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来,品質創造経営に関する研究と,コミュニケーションに関する研究が相互に関連付けられることなく別個に推進されてきた中で,本研究成果の学術的意義は,製造企業の品質創造力と組織内コミュニケーションを積極的に結び付けることにより,今すぐ使える現実の製造企業の経営診断のプロトコルを開発した点にある。本プロトコルの社会的意義は,組織内コミュニケーションの原理論的な捉え方と,品質創造経営の診断を組織内コミュニケーションの状態の観察を通じて行うという現象論的な手法との独創的研究方法により,近年高度化と専門化が著しい技術の煩雑さに惑わされることなく,業種業態に依らず,広く製造企業に適応できることにある。
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