研究課題/領域番号 |
15K03647
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
比嘉 邦彦 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 教授 (50282877)
|
研究協力者 |
井川 甲作 (株)ランドログ, 代表取締役社長
吉田 浩一郎 (株)クラウドワークス, 代表取締役社長
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | クラウドソーシング / 高品質人材 / Big Five / IWP / 成果物評価 / 人材評価 / 低品質人材 / 自由文分析 / 高品質人材評価 / マイクロタスク / Big5 / big five / 高度人材 / ワークパフォーマンス / ビッグファイブ / 品質評価 |
研究成果の概要 |
クラウドソーシングにおける人材評価方法の開発を目指し、実証実験によってその有効性を検証した結果、成果物評価の低いワーカーと高いワーカーでは、Counterproductive Working Behaviorの指標で統計的に有意な差があるという結果を得た。ただし、これはタスク発注後に測定可能な指標であり、発注前に推定可能な方法の検討が必要となっている。 また、同時に他の指標も取得し、Big Fiveの良識性、Individual Work Performanceの反生産的職務行動、及び自由文では発注者への貢献意識などのポジティブな表現において、成果物評価と統計的に有意な相関を示す結果を得ている。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
仕事の依頼を行う前に人材を評価する方法については研究課題として未開拓であり、本研究の成果はこの課題の解決に向けての貴重な一歩を示すことができたと考える。また、副産物として、低品質な成果物を納品するワーカーを仕事を依頼する前に推定する方法についても報告しており、これについても新たな研究課題を示すことができた。 クラウドソーシングにる人材活用は世界規模で拡大し続けているが、仕事を依頼すべき人材の選択方法が確立されておらず、実務上の大きな課題となっている。また、避けるべき人材の見極めも同様な課題となっている。本研究の成果はこれらの実務上の課題解決に向けた貴重な一歩を示したと考える。
|