研究課題/領域番号 |
15K03653
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
陳 韻如 滋賀大学, 経済学部, 准教授 (00389404)
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研究分担者 |
朴 唯新 県立広島大学, 経営情報学部, 教授 (20435457)
中岡 伊織 宇部工業高等専門学校, 経営情報学科, 准教授 (50469186)
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研究協力者 |
陳 珈后
張 秋蘭
JEONG Yuhoon
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | アライアンス / ネットワーク / スマートフォン / 特許分析 / 社会ネットワーク分析 / 企業の境界 / 技術選択 / 分業ネットワーク / 技術戦略 / 中国ICT企業 / アライアンスネットワーク / 水平分業 / 垂直統合 / 国際比較 / コア硬直性 |
研究成果の概要 |
本研究は、スマートフォンがもたらした大規模な競争構造転換のなか、競争優位の獲得に当たって、スマートフォン主要企業はどのように技術を選択し、どのようにグローバルアライアンスネットワークを構築したかを明らかにしたものである。具体的に、特許分析や社会ネットワーク分析により世界主要スマートフォン企業の技術選択志向・技術推移の可視化と国際比較を行い、中国スマートフォン市場の競争のダイナミズムの全体像を明らかにし、グローバルアライアンスネットワークの生成要因を析出した。その結果、研究開発における企業境界の選択という意思決定はグローバルアライアンスネットワークの生成とあり方を左右するということを示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会的意義として、企業のグローバルアライアンスネットワークの生成とあり方は研究開発における企業境界の選択という意思決定によって左右されるという結果を受け、日本企業にとってのオープン・イノベーションのあり方と意義は、日本企業の技術志向や研究開発組織マネジメントの特徴を踏まえながら再検討しなければならないと思われる。また、学術的意義として、本研究は研究開発マネジメントを分析するための特許分析ツールとフレームワークを開発したことが挙げられる。これらのツールは他の産業の分析にも援用可能なため、これらの分析ツールは日本企業の研究開発のあり方に新たな知見を提供する可能性が高いと思われる。
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