研究課題/領域番号 |
15K03673
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
安田 洋史 青山学院大学, 経営学部, 教授 (90588542)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | アライアンス・ガバナンス / 資本的ガバナンス / 契約的ガバナンス / 関係的ガバナンス / アライアンス成果 / 企業間多様性 |
研究成果の概要 |
本研究は、アライアンス・ガバナンスがアライアンス成果に与える影響について、そのプロセスやメカニズムを理論的・実証的に解明しようとしたものである。分析方法としては、先行研究のレビューと理論的考察に基づいて導出した仮説を、質問票調査から得たデータを用いて検証するアプローチを行った。 その結果、資本的ガバナンスはアライアンス成果に有意な影響を与えず、また契約的ガバナンスは有意な影響を与えるものの、その効果が限定的であることが示された。一方、関係的ガバナンスはアライアンス成果の向上に最も強く影響することが明らかとなり、良好なアライアンス成果を実現するためのガバナンスの在り方について含意が導かれた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
既存研究では、契約的か関係的か、もしくは資本的か契約的かというように、2つのガバナンスを取り上げて比較・議論するアプローチがとられてきた。3つのガバナンスを総合的に比較した研究は限られている。またガバナンスとアライアンス成果との関係を論じるものの、その関係がどのような要因に基づくのか、そこに介在するメカニズムに踏み込んだ分析は行われてこなかった。本研究では資本的、契約的、関係的の3つのガバナンスを対象とし、さらにアライアンス成果に影響する媒介要因として、機会主義の抑制、利害対立の抑制、相乗効果の推進、学習効果の推進の4つを取り上げて、各ガバナンスがそれぞれの要因にどう影響するかの分析を行った。
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