研究課題/領域番号 |
15K03674
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
|
研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
濱岡 豊 慶應義塾大学, 商学部(三田), 教授 (60286622)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 製品開発 / 研究開発 / イノベーション / 経時的アンケート調査 / 共分散構造分析 / オープン・イノベーション / ユーザー・イノベーション / 情報システム / マーケティング・リサーチ / ビジネス・エコシステム / 継続的アンケート調査 / オープン・データ / パネルデータ / アンケート調査 / 低線量被曝 / オープン・イノベーション / アンケート / 時系列分析 / オープン・データ / エジプト |
研究成果の概要 |
本研究では、2007年から行っている研究開発に関する調査、製品開発に関する調査を継続した。トレンド分析の結果、研究開発に関しては、「海外でのR&Dの自律化と成果向上」の一方で、「研究開発の高度化」「ユーザーへの評価,対応の低下」「研究開発のオープン化の停滞」「技術や品質の強化の一方での開発スピードの低下」等が深刻化していることがわかった。製品開発については、「ユーザーとの関係の変化」「開発プロセスでの情報収集活動の低下」「製品の複雑化」「社内での公募、情報共有の低下」などの問題が重要化していることがわかった。オープン・イノベーション、ユーザー・イノベーションに関する理論的考察と実証も行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2007年からの調査を継続することによって、日本企業における研究開発、製品開発の実態を12年間分、記録できた。調査には各種ツールの利用状況などの実態と併せて、取引費用論、ケイパビリティ論、信頼理論などに基づく項目や、オープン・イノベーション(OI)、ユーザー・イノベーションという比較的新しい現象に関する項目も設定した。これらを用いて、提案した理論、仮説の検証も行った。例えばOIの成果は、環境要因だけでなく能力要因、社内でのOI制度の整備、提携相手に影響されることを示した。これらによって研究開発、製品開発に関して学術的な貢献を果たし、実務家への示唆も与えた。
|