研究課題
基盤研究(C)
環境変化の激しいアジア新興国市場では、「スピード」「現地化」が重視される一方、差別化を行うために日本市場あるいは欧米市場進出で得られた知見を活かす必要があるというジレンマに日本企業は十分対応できていない。結果として、多くの日本企業が優れた製品、技術を持ちながらもアジア市場におけるポテンシャルを発揮できていないことが再発見された。また、そうした問題点については「直視」することなく、現地の市場の未成熟度など「言い訳」を容認する文化が散見された。多くの場合、日本企業における本社は「もっとも国際化が遅れた部門」という発見は、より多くの示唆を含み、今後さらなる研究が必要であることが痛感された。
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International Journal of Business Communication
巻: 54 号: 1 ページ: 52-69
10.1177/2329488416675449