研究課題/領域番号 |
15K03678
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 大東文化大学 |
研究代表者 |
長谷川 礼 大東文化大学, 経営学部, 教授 (10247249)
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研究分担者 |
長谷川 信次 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (90218446)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 女性労働者 / キャリア展望 / 離職意向 / スキル特性 / 前向き志向 / 組織コミットメント / 他の日本企業 / 他の外資系企業 / 女性 / 労働市場 / 男女比較分析 / 企業特殊的スキル / 積極性 / 女性労働 / 労働国際比較 / 性別スキル比較 / 外資系企業 / 転職 |
研究成果の概要 |
本研究では女性労働力の活用をテーマとし、欧州3カ国での約30名の労働者に対するインタビュー調査およびウェブ調査データを用いた離職意向を探る分析を行った。欧州では様々な法律の施行と併せて個人の工夫により、ワークライフバランスを追求している。また、女性労働者の離職意向については、仕事の成果や内容を反映する自社でのキャリア展望の影響より、前向き志向という性格的要因の影響が大きい。女性はいわゆる「ガラスの天井」効果を感じている、あるいは男性よりワークライフバランスに配慮する傾向が強いなどの理由が考えられ、今後は、そうした要因を分析枠組みの中に取り込んでいくことが必要であると考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
深刻な労働力不足が進行する中、女性労働力の活用は喫緊の課題である。労働政策立案に際して参考とされる欧州の労働者の実情を知ることは、今後の働き方に多大な影響をもたらすであろう。また、労働者および企業の視点から離職意向の形成過程を理解することは、個人のみならずマクロの労働市場の効率的かつ円滑な流動化に不可欠な要素であると確信する。経済活性化に資すると同時に、個人の生活の質を高めるような離職・転職を促していくことが、これからの日本社会において極めて重要であると考える。
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