研究課題/領域番号 |
15K03685
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
臼井 哲也 日本大学, 法学部, 教授 (60409422)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 新興国市場 / 国際マーケティング / ダイナミック・ケイパビリティ / 多国籍企業論 / マーケティング戦略 / 経営資源 / 資源ベース / リソース・リポジショニング / 企業特殊優位 / ビジネスモデル / 価値実現 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,新興国市場戦略の一般理論の開発にある。初年度には,過年度までの理論研究の蓄積を踏まえて「リソース・リポジショニング・フレームワーク(RRPフレーム)」を開発している。RRPフレームとは,本国市場において形成された資源ポジションの現地市場における変化を分析する枠組みである。企業は,制度的距離の大きい新興国市場の開発において,本国資源の束を解体し,それぞれの資源を「顧客選好の程度」と「希少性の程度」の2軸において再ポジショニングし,活用している。本研究成果は国内外の複数の学会ならびに学会誌論文として報告している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新興国市場の成長は未曽有のビジネスチャンスを日本企業にもたらしている。日本企業はいかにして新興国市場(中間層)に対して価値を創造し競争優位を獲得できるのだろうか。新興国市場開発に関する研究はこれまでも活発に行われてきたが,未だ統一的な見解はなく,理論化の途上にあった。そこで本研究では,長年研究を重ねてきたオリジナルの分析フレームである「リソース・リポジショニング・フレーム(RRPフレーム)」を開発し,この作業仮説を日系企業(小売業,ショッピングモール,外食業)を対象とした定性分析を用いて実証した。この研究成果により,企業に対して新興国市場開発のガイドラインを提示することができた。
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