研究課題/領域番号 |
15K03686
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
近能 善範 法政大学, 経営学部, 教授 (10345275)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 自動車産業 / サプライヤー / 企業間関係 / 協業 / 取引ネットワーク |
研究成果の概要 |
本研究では、主要な日本の自動車部品サプライヤー(「部品サプライヤー」)を対象として、成長戦略の主要な軸である「製品範囲」と「顧客範囲」の拡大を切り口に、経時的な観点からその取引ネットワークのあり方の変遷と事業成果との関係を検証した。また、合わせて、取引関係のあり方と当該部品サプライヤーの事業成果や企業成長との関係について調査・分析し、その背景にあるロジックを探った。その結果、部品サプライヤーにとっては、製品範囲の拡大よりも顧客範囲の拡大を優先すべきである、ということが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一口で自動車部品と言っても、使用される材料も生産技術も、あるいは部品の駆動や制御の方式についても多岐にわたっており、まさにものづくりの世界の「小宇宙」を構成していると言っても過言ではない。こうした自動車部品業界を取り上げて、部品サプライヤーが構築した取引ネットワークの構造が当該社の中・長期的なパフォーマンスにどのような影響を及ぼすのか、それはなぜなのかを経時的に検証するという本研究の取り組みは、非常にユニークで、なおかつ自動車部品業界に留まらない、企業の成長戦略一般に通じる普遍的な知見をもたらす可能性が高いと言えよう。
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