研究課題/領域番号 |
15K03706
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 阪南大学 |
研究代表者 |
伊田 昌弘 阪南大学, 経営情報学部, 教授 (50223079)
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研究分担者 |
多田 和美 法政大学, 社会学部, 准教授 (50582805)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 越境ECと国際プラットフォーマー / LoO(外部者の不利) / 国際B2B2C / 言語の壁 / バンドワゴン効果 / ヴェブレン効果 / 新しい国際参入モード / 内部化理論の有効領域 / 越境EC / 国際プラットフォーマー / 新しい参入モード / GAFA / スノッブ効果 / 天猫(Tmall) / 京東(JD.com) / インターネット国際取引 / 国際B2C / 国際化プロセス論 / ボーン・グローバル企業 / 価格と差別化 / 6ヶ国消費者の違い / B2B2Cモデル / KOL(Key Opinion Leaders) / 越境EC / 国際天猫(Tモール) / アマゾン / eBay / 国際B2C / クラウドコンピューティング / グローバル・ニッチ商品 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、クラウドの発達によって進展した「越境EC」について新たな知見を得ることであった。企業に関して「越境EC」は、単独の企業組織よりもプラットフォームの利用による、国際的な「B2B2C型」の企業提携の方が選好されるということが明らかになった。また、消費者動向の6か国調査からは、①中国が旺盛であり、日本が遅れていること。②原産地国から直接安く購入(価格要因)でき、自国で入手困難なもの(非価格要因)が購入されるとういう2つの要因があること。③阻害要因としては「言語の壁」が特に日本において大きいこと、などが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、国際ビジネスにおいて主流だった学説=内部化理論(巨大企業の内部組織による市場創生活動)の有効領域がネット社会において次第に狭まってきていることが判明した。具体的には、国際的なプラットフォームの誕生により、これまで不可能と考えられていた中小零細企業の国際ビジネスへの参入が可能となったことである。そこではニッチな製品・サービスが多彩に展開している。また、消費者行動からは、バンドワゴン効果(直接原産国からグローバルでスタンダードな商品を安価に個人輸入する誘因)とヴェブレン効果(逆に高価であっても品質が良く、他人とは違う者を購入できる誘因)とが同時併存することが確認された。
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