研究課題/領域番号 |
15K03726
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
星野 裕志 九州大学, 経済学研究院, 教授 (60273752)
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研究協力者 |
Bazan Oscar Planning and Business Development en Canal de Panamá, Executive Vice President
Barnett Ruben パナマ日本大使館, 経済担当
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | パナマ運河 / 国際物流 / サプライチェーン・マネジメント / ハブアンドスポークシステム / サプライ・チェーン / 貿易 / 国際物流の変化 / 国際トレード / 輸送システムの変革 / ハブ・アンド・スポークシステム / ロジスティクス / ハブ&スポーク / インフラストラクチャー / 中南米貿易 / 港湾開発 / 貿易促進 / ハブ・アンド・スポーク |
研究成果の概要 |
本研究は2016年6月26日に、完工したパナマ運河の拡張工事を機に、国際物流及び貿易に変化が生じる可能性について、パナマおよび国内外の関係者へのヒアリングを含めた研究によって明らかにした。 拡張によって、短期的には液化天然ガス輸送船や従来の3倍の積載量のコンテナ船の通行が可能になった他、長期的にはパナマ国内の様々なインフラストラクチャーの拡充とTPPの発効により、中南米と域外貿易の促進が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1914年の開通以来、パナマ運河はスエズ運河と共に、アジアと北米・中南米東岸、欧州と北米・中南米西岸を結ぶ国際物流の大動脈であった。一方で、パナマックスサイズと呼ばれるパナマ運河を通行できる最大船型は、船舶の大きさと輸送量において大きな制約となっており、規模の経済性に問題があった。今回の拡張工事は、その点で大きな意味を持っており、さらにパナマを拠点とするハブアンドスポークシステムが構築されることで、域外との貿易促進に貢献することになる。 パナマ運河の拡張について、拡張効果の経済的な影響についての先行研究がないことと、貿易の可能性を実業界に訴求することから、学術的にも実務的な提言にもなっている。
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