研究課題/領域番号 |
15K03729
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
中山 雄司 大阪府立大学, 経済学研究科, 教授 (20326284)
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研究分担者 |
荒木 長照 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (50214789)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 顧客関係管理 / 購買者行動モデル / クランピネス / clumpiness / マーケティング・サイエンス |
研究成果の概要 |
本研究では、消費者の購買行動の中で特に購買間隔の不均一性(購買が集中する期間があり、その時期が予測できないこと)に注目した。そして、先行研究で提案されたそれを測るための指標(クランピネス)が顧客関係管理にとって有用であるかどうかを検証した。具体的には、顧客の購買履歴データに基づき、クランピネスを測るためのコンピュータ・プログラムを作成し、その指標が顧客の将来の購買行動を予測するために有意な変数であるかを検証した。その結果、提案者の意図とは異なるが、その指標に基づき購買間隔の規則性を測ることが可能であり、そのことにより優良顧客を見いだすことができることを我々は明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ある研究で得られた潜在的には有用性が高いと思われる分析結果の頑健性を確かめるための検証を行うと、元の研究で得られた結果とは異なるが、有益な結果が得られるという場合もある。本研究では、先行研究で提案された指標により、購買間隔の規則性を測ることが可能であり、顧客関係管理にとっても有用であることを示した。この結果には、学術的な意義がある。また、先行研究の主張の鵜呑みにせず、その妥当性を検証することの重要性を示唆したことには社会的な意義があると考えられる。
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