研究課題/領域番号 |
15K03781
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 千葉経済大学 |
研究代表者 |
佐藤 恵 千葉経済大学, 経済学部, 准教授 (90554981)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | リース会計 / 非営利組織会計 / 財務弾力性 / オペレーティング・リース / セール・アンド・リースバック / 残余価値 / 資本コスト / 年金法 / ファイナンス・リース / 財務的弾力性 / 使用権モデル / 総資産モデル / オペレーティング・リース取引 / セール・アンド・リースバック取引 |
研究成果の概要 |
本研究では,以下に掲げる成果を得ることができた。 (1)リース会計における使用権モデルの理論形成過程を整理・検討し,2本の論文を公表した。具体的には,代替的処理方法の検討を通じて,使用権モデルが借手の財務弾力性の表示に資することが確認された。 (2)使用権モデルの応用可能性に関して研究を行い,2本の論文を公表した(うち1本は学術奨励賞受賞)。具体的には,非営利組織会計の貸借対照表が財務弾力性を適正に表示しうると確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,国際会計基準審議会(IASB)および米国財務会計基準審議会(FASB)において基準化された使用権モデルの理論形成過程を整理した上で,論理的整合性が図られていない会計処理方法を抽出し,その根拠を追究することで,「企業の財務弾力性の程度を明らかにする」という情報ニーズを顕在化させたことに学術的意義がある。 しかし,この情報ニーズはIASBやFASBの公表文書で抽象的に記述されるに留まる。そこで,その具体的な表示方法について既存の会計諸基準を前提に考察した点にも学術的意義がある。
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