研究課題/領域番号 |
15K03789
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
福田 淳児 法政大学, 経営学部, 教授 (50248275)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 両利き事業部 / マネジメント・コントロール・システム / 予算による戦略的な妥当性のコントロール / 予算による業務的なコントロール / 郵送質問票調査 / 両利き組織 / テンション / 診断的なコントロール / インターアクティブなコントロール / 両利き経営 / MCS / 探索志向の学習 / 活用志向の学習 / バランス / 探索 / 活用 / パラドックス / 管理会計システム |
研究成果の概要 |
東証一部・二部上場企業に属する110名の事業部長を対象とした郵送質問票調査から,事業部が有する組織学習の志向の違いが事業部によるマネジメント・コントロール・システムの利用に影響を及ぼしていることが明らかになった。探索志向また活用志向的な学習が共に低い事業部は,その他の事業部に比べ,信条のシステム,業務的な境界システム,予算の戦略的・業務的なコントロールの利用の程度が統計的に有意に低い。また,探索志向と活用志向の組織学習が共に高い両利き事業部は探索志向と活用志向のそれぞれの組織学習に適合していると考えられるマネジメント・コントロール・システムをバランスよく高い程度で利用している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ダイナミックかつインテンシブな競争環境に直面する今日の企業が,グローバルな競争優位性を獲得・維持している上で既存製品の改善・改良と同時に,新しい製品の開発も積極的に行っていくことが必要である。このような両利き事業部の議論は従来経営学の領域で行われてきたが,本研究では両利き事業部をいかにマネジメントしうるのかという点を明らかにしている。本研究の発見は理論的にもまた実務的にも重要であると考えられる。
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