研究課題/領域番号 |
15K03790
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
青淵 正幸 立教大学, ビジネスデザイン研究科, 准教授 (00290130)
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研究分担者 |
森 久 明治大学, 経営学部, 専任教授 (50130836)
大平 浩二 明治学院大学, 経済学部, 教授 (20152241)
石井 康彦 高千穂大学, 商学部, 教授 (70305176)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 企業不祥事 / 不祥事の分類 / 会計不祥事 / 組織の不祥事 / 閉鎖的な人事システム / 外部調査報告書 / 株主価値毀損 / 経営哲学 / 会計不正 / 財務諸表分析 / 粉飾決算 / 財務比率 / 硬直的な人事 / 企業価値の毀損 / 第三者委員会報告書 |
研究成果の概要 |
企業の目的は社会の富の形成であるが、中には利己的な行動をとる経営者がいる。その行動は企業不祥事として露見し、瞬時に企業価値が毀損される。本研究では企業不祥事の原因分析と経営者の行動を調査し、不祥事による企業価値の毀損の実態を把握した。 研究の結果、①会計不祥事は閉鎖的な人事システムによって引き起こされるケースが多いこと、②会計不祥事を企業外部者による財務分析で見抜くのは困難であるが兆候が見られること、③人事システムは組織の不祥事にも関係していることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
企業不祥事に関する調査、研究は相当数に上る。概して不祥事はコンプライアンスからの逸脱であるから、法的側面からの研究が多い。不祥事が経営者あるいは一部従業員による利己的な行動と捉えれば経営組織の問題となる。経営の結果は会計数値に表れるため、その偽装も不祥事として扱われる。 本研究は異なる領域の研究者による学際的な研究である。会計不祥事を中心とした研究の多くは不祥事のメカニズムを明らかにしようとするものであるが、本研究ではその背景に組織を守ろうとする経営者の利己的な行動と、それを許す企業風土に原因があることを明らかにした点に、学術的意義および社会的意義が見いだせるものと考えられる。
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