研究課題/領域番号 |
15K03821
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
鹿又 伸夫 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (30204598)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 社会階層 / 貧富 / 世代間連鎖 / 階層固定化 / 周辺化 / イベントヒストリー分析 / 学歴同類婚 / 階級・階層・社会移動 / ライフコース / 格差 / 地位達成 / 同類婚 / 移動生起 |
研究成果の概要 |
ライフコースの中で発生する格差について、親世代の経済水準、世代間の職業継承と移動、学歴同類婚から検討した。親の経済水準は、子どもの学歴に対しては親の学歴と職業とほぼ同等に影響するが、職業や経済水準には弱い影響しかもたなかった。また、職業の世代間固定化が上層ホワイトカラーでみられるという既存研究の指摘が否定された一方で、中学卒や高校卒の低学歴者は、離学時やその後の職歴で非正規雇用や無職になる確率が1990年代後半以降に高まっていた。さらに、学歴による同類婚の傾向は、強いものではなく安定的だった。格差を拡大させてきたのは、低学歴層における離学時職業からの世代内移動の周辺化だった。
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