研究課題/領域番号 |
15K03842
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
串田 秀也 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (70214947)
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研究分担者 |
阿部 哲也 関西医科大学, 医学部, 講師 (20411506)
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連携研究者 |
山川 百合子 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (40381420)
川島 理恵 関西外国語大学, 短期大学部, 准教授 (00706822)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 精神科医療 / 会話分析 / 情報収集 / 処置決定 / 薬物療法 / 精神療法 / 医療社会学 / 質問デザイン / 質問 / 発話デザイン / プライマリケア / 精神科 |
研究成果の概要 |
診療において、患者の訴える症状を医師がさほど重大ではないものとして取り扱うことがある。精神科診療においては、治療にもかかわらず持続する症状を患者が訴えたときにそれがよく見られる。本研究では、診療場面のビデオ録画の会話分析に基づいて、医師がこの種の訴えに対処するために用いている相互行為手続きを明らかにした。医師は一連の手順を用いて、患者の訴える症状が実は患者の状態の全般的な改善の証拠であると見なしうるような症状の意味の変形を行う。この手順は、患者が問題のより的確な理解に達することを援助する方法となる可能性もあるが、患者の訴えから医師が耳を背けるための一方法として用いられる可能性もある。
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